2020.03.06
ここ最近では、施設内で新型コロナウィルス肺炎の感染症の対応もありますが、勉強会は通常通りに進めています。
今回のテーマは、『転倒予防の介入ポイント』です。
先日、施設内で一般の方を対象に、転倒予防の講座が行われましたが、リハビリ課内でも転倒を予防する為のポイントを再確認しました。
今回は、見学実習に来ていた学生さんも一緒でした。
勉強会では、転倒を起こしやすい状況を想定して、対応を考えていきます。
例えば、糖尿病で血糖が低下していると、ふらつきが出現しやすく転倒に結びつきやすくなります。(健康状態)
ベッドと車椅子への移乗動作では、車椅子の位置によって移動距離も変わり、方向転換時や座る際にずり落ちなどの危険性があります。(活動)
麻痺があれば、立位のバランスが低下して、力も入りづらくなります。(心身機能)
日常生活のなかで転倒しやすい状況を、世界保健機構(WHO)の国際生活機能分類(ICF)に照らしてみて、進めてみました。
利用者さまの生活を、ICFに沿って、全体的に把握していき、今後も転倒の予防に努めていきたいと考えています。