介護老人保健施設では数少ないのですが、総和苑では、
「施設からの訪問リハビリテーション」を実施しています。
在宅復帰、在宅生活の支援として、選択して頂けたらと思います。

6月から、訪問リハビリでお伺いできるスタッフが増えたことで、
あらためて、スタッフにとっての『訪問リハビリの魅力』について考えてみました。

ご自宅にお伺いすると、病気とともに生活する様子や、
ご家族、環境面などの背景が、より具体的にみえてきます。

「ベッド上生活で制限はあるけれど、ヘルパーの支援で生活出来ている。」
「痛みはあるけれど、自主運動している。」などなど。

私達は、国際生活機能分類（ＩＣＦ）の「プラスの視点」を意識して、
利用者様のもっているプラスとなる要素、努力されている所を尊重して、
リハビリを提供していけるようにと考えています。

そのような姿勢で利用者様に係る事により、
リハビリを提供する立場、リハビリを受ける立場を超えて、
人生の大切なことを、いろいろと教えてもらえることがあります。
たとえば「病気や加齢と向き合う姿勢」「夫婦の在り方」などです。

「リハビリを通して、目の前の利用者様から学べる」ということが、
『訪問リハビリの魅力』でもあると感じました。

本日も「安心できる医療・介護をやさしい笑顔で」、訪問リハビリに回りたいと思います。