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2019.11.18

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誉田東小学校校外学習「まとめ」

 今年も誉田東小学校の校外学習がすべて終わりました。

誉田東小学校校外学習「まとめ」

誉田東小学校校外学習「まとめ」

誉田東小学校校外学習「まとめ」

 今年から5年生が3クラスとなった誉田東小学校の校外学習、各クラス4回の単元で何を知ってもらいたいか、担当職員は準備段階から頭をひねっていました。考えたことは以下の項目です。

 ①通学途中に何となく見える総和苑が、介護保険施設であること。

  そのなかでも医師や看護師、専門のリハビリスタッフが配置されているリハビリ施設

  であることを知ってもらう。

 ②どんな人が利用しているのか、利用者を支えるスタッフにはどんな種類があるのか

 ③リハビリテーションとはどういうことなのか

 ④最新の車椅子など福祉用具について紹介したい

 ⑤バリア・バリアフリーという言葉を身近に感じてほしい

 ⑥学んだことを自分の地域・生活に置き換えて考えられるようになってほしい

 

これらの項目を頭に入れつつ

 【第1回目は職場探索】

 施設の概要を説明した後、施設探検として、施設の中を廻ってスタッフにどんな仕事をしているのか、大変なこと・やりがいは何かということなどをインタビューしました。現場の生の声を聞くことができたと思います。

 

 【第2回はリハビリテーション】

 利用者さんの集団リハビリ体操に参加した後、加齢に伴う体力低下や病気によって生じてくる不自由さについて知り、リハビリテーションの重要性を考えました。利用者さんも東小のみんなと楽しく体操して笑顔があふれました。

 

 【第3回は車椅子講習】

 町や駅などで車椅子を利用している人を見かけることが多くなってきた思います。以前よりも車椅子の性能が向上したり、道路の段差や歩道の幅など、まちづくりに配慮がされるようになってきていることも大きいかもしれません。

 今回は福祉用具の業者の協力もあり、最新の車椅子のデモンストレーションを行いました。近未来的なデザインの電動車椅子は、空港などでも試験的に取り入れられており、これからの福祉を感じさせるもので、小学生の質問が次々とあり、関心の高さを感じさせられました。

 もちろん、大事なことは「車椅子に乗る人の目線・気持ち」であり、介助の実技では小さな段差や坂道でも「乗る人の怖さ」を実感し、操作の際のちょっとした声掛けや安全確認の重要性を実感できたと思います。

 そして車椅子に乗ってみて初めて分かる色々な不便さ、、、今回は車椅子に乗った状態で自動販売機でお買い物シミュレーションを行いました。届きそうで届かないボタン、商品やお釣りの取りにくさ、自販機の設置の向き、ごみ箱の位置、、、こういった「やりにくさ」

これこそが「バリア」であること、「バリアフリー」というのは不自由な目線で初めて実感できることです。この目線でもう一度自分たちの暮らす町を見つめてみる。これが本当の「バリアフリー」への一歩なのかな、、と思うのであります。

 

 【第4回はお礼の会】

 いよいよ最終回です。 デイケアでのレクリエーション(運動会)に参加しましょう。

種目は車椅子リレーです。車椅子講習で学んだ「乗る人の目線」で安全に楽しくリレースタートです。利用者さんとも自然にコミュニケーションが取れるようになっています。

 後半は小学生企画です。ゲームやダンスなど、各クラス趣向を凝らしています。ダンスや歌もずいぶんと今風です。また、この時間を車椅子のそうじボランティアに充ててくれたクラスもありました。利用者さん・職員とも小学生からの素敵なプレゼントに心から感謝します。本当にありがとう。

 

 この出会いをお互いに大切にしましょう。どうか、相手の気持ちを思いやることができる素敵な大人になってください。そして小さな子から、お年寄り、障害のある人も笑顔で暮らすことができる街づくりを考えていってください。

 もし、この総和苑での経験が何かの役に立てるなら、私たちは本当に幸せです。

 

 そうそう、伝えきれなかったこと・心にとめておいてほしいことは確認のプリント課題でお伝えします。しっかり復習してね。

総和苑スタッフ一同より

総和苑をもっとよく知りたいという方へ

ご不明な点がございましたら、総和苑の担当職員が、詳しく説明させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。

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